2回、右前に先制の2点適時打を放つ阪神・梅野=神宮球場(撮影・大橋純人) (セ・リーグ、ヤクルト-阪神、1回戦、29日、神宮)打撃でアピールして出場機会を増やしたい阪神・梅野隆太郎捕手(24)が、先制点を叩きだした。
二回、安打と2四球などで一死満塁のチャンスに打席に立った梅野は、先発・館山の2球目、やや高め内角の直球145キロを捉えた。打球は右翼前に落ちる先制2点適時打。チームにとって、開幕から4試合連続となる先制打を放った。
ベンチに戻った梅野は「満塁でしたし、ストライクゾーンに来たら思い切っていくつもりでした」と振り返ると、「初球のスライダーを見送れたことで、より思いきれるカウントを作れたことが、このいい結果につながった」と満足気。
首脳陣は捕手2人制を敷き、先発投手によって使い分けているが、「晋太郎(藤浪)にとっては今日が開幕戦ですし、なんとか援護したいと思っていたので、点が取れてよかった」と女房役としてのアピールにも手応えを感じているようだった。
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