6回、先制適時打を放つ阪神・北條=甲子園球場(撮影・岡田亮二) オープン戦(阪神4-0日本ハム、13日、甲子園)どんよりとした空気を切り裂いたのは高卒4年目の若虎だ。六回二死三塁。北條から先制のタイムリーが飛び出した。
「併殺打の後だったので集中していた。チャンスをつぶすと相手に流れを渡してしまうと思ったので、1本出てよかったです」
梅野の単打をきっかけに回ってきた好機で有原の直球を狙い撃ち。低い弾道の打球に遊撃手・中島が飛びついたが、中前へ転がった。パの昨季新人王から値千金の一打で、この回の6安打4得点の流れを作った。
「狙い球を決めて、打席に入った。真っすぐのタイミングで踏み込んでいきました」
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