四万十川に架かる佐田沈下橋で飛躍を誓った三山ひろし。「歌は沈まずに、けん玉の技のように“秘竜のぼりけん”でいきたい」と願った =高知・四万十市
ギャラリーページで見る 演歌歌手、三山ひろし(35)が21日、新曲「四万十川」の舞台、高知・四万十市でヒット祈願を行った。同県南国市出身の三山は昨年のNHK紅白歌合戦初出場後、初めて故郷に凱旋し、「こじゃんと(とても)うれしいぜよ!」と土佐弁で大喜び。
欄干のない沈下橋が歌詞に登場することから、四万十川に架かる観光名所の佐田沈下橋で祈願し、「『歌手になったら地元の歌を歌いたい』という思いがかなった。今年はこの歌で勝負して、紅白に連続出場したい」と力を込めた。
原動力となっているのが、4年ぶりにプロ野球・阪神に復帰した藤川球児投手(35)の存在だ。高知市出身で同い年であり、「土佐人として誇りですし、同世代で頑張っている人がいるとファイトがわいてくる」と刺激を受けている。藤川は先発に転向して順調な仕上がりを見せており、「藤川さんは20勝、僕は20万枚を目指して頑張るぜよ!」と気合を入れた。
不破八幡宮で行われた凱旋ライブでは、四万十川を見下ろしながら新曲など4曲を熱唱。同市の観光大使にも任命され、贈呈された四万十ひのき製の特注けん玉で技を繰り出し、集まった1000人を超える地元ファンを喜ばせた。