錦織の敗因を指摘した元プロテニス選手でタレントの松岡修造氏 元プロテニス選手でタレント、松岡修造(48)が26日、自身のコラムを更新。この日、メルボルンで行われたテニス・全豪オープン第9日の男子単準々決勝で世界1位の前回覇者、ノバク・ジョコビッチ(28)=セルビア=に第7シードで同7位の錦織圭(26)=日清食品=がストレート負けを喫したことを悔しがった。
松岡氏は、同試合終了直後に「錦織圭選手、世界王者ジョコビッチに対し惨敗」というタイトルで自身のコラムを更新。「はっきり言います」と前置きした上で、「ジョコビッチのテニスは決して最高のテニスではなかった」と指摘し、「今日の試合は圭にとって大チャンスだった!」と勝利できたかもしれない試合だったと振り返った。松岡氏は試合前日にもコラムを掲載していたが、そこで挙げていた必勝3箇条を守れてなかったことが敗因であるとした。
3箇条の1つ目は錦織が焦ってしまったこと。ジョコビッチを「世界一の守り。完璧な守りの持ち主」と言い表していた松岡は、錦織の気持ちが先走ることでプレイが崩れてしまうと懸念し、「絶対に焦ってはいけない!」と挙げていた。
しかし、この日の錦織のプレーに「言いたくないけど…言います。焦った、いつも以上のことをしようとした、余計な力が入った!」と指摘した。
2つ目はファーストサーブが伸びなかったこと。今大会で錦織が勝ち上がってきているポイントとしてファーストサービスが炸裂していたことを挙げ、「ファーストサービスの圭になれ!」と提言していたが、実際の試合では「大事な場面でのサーブが悪かった」とコメント。
3つ目は自分から攻めれなかったこと。「大事なポイントが来たら自分から取りにい圭!」とおやじギャグでエールを送っていたのだが、同試合では積極的な攻めがなかったと嘆いた。
しかし、右太ももにテーピングをしながらも最後まで戦い抜いた錦織に「圭は、最後までネバーギブアップだった」と賞賛。「圭の年にしよう!そのためにも、今日の悔しさを力に…強くなれ圭 立ち上がれ圭 大丈夫だ圭」と修造節炸裂のエールを送った。
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