しっかり走り込んでスピードアップしながら、これも将からのリクエストであった体重増を「多少」という程度ながら達成。「(実戦は)『出ろ』といわれたら、いつでも出られる状態です」と胸を張るほど、順調に仕上がった。甲子園に戻ってきて、24日からはフリー打撃も再開した。
「1年間試合に出る。昨年は期待を裏切るものだった。すべての成績で自分が残したものを超えられるようにしたい。いい状態で1年間やって優勝できるように頑張る」
これまでの自己最高は打率・313(2014年)、本塁打20(09年)、盗塁16(11年)。金本監督の猛ゲキに応え、すべての壁をぶち破ってキャリアハイを達成する。キャプテンとしてチームの先頭に立ち、11年ぶりのリーグ優勝へとひた走る。 (阿部祐亮)
★将37歳で最高成績
鳥谷が師匠と仰ぐ金本監督は、37歳シーズンの2005年にキャリアハイを達成している。同年は4番で打率・327、125打点、40本塁打でチームのリーグ優勝の原動力となり、MVPにも輝いた。鳥谷は今季が35歳シーズン。まだまだ伸びしろを期待していいはずだ。
この記事をシェアする