木村が残留を選んだのには、もう一つ大きな理由があった。妻で歌手、工藤静香の存在だ。2000年当時、トップアイドル同士の結婚を過剰すぎる報道にならないように守ったのがメリー氏。静香は恩義を感じており、関係者によれば「メリーさんを裏切るようなことはできない。子供のことも考えて残ってほしい」と夫を説得したという。長女(14)、次女(12)ら家族を守る一家の大黒柱でもある木村は12月半ばに事務所に残ることを決断した。
4対1の状況で迎えた同30日のNHK紅白歌合戦のリハーサルでは、台湾メディアから「来年(2016年)、5人で台湾でコンサートをやる計画はありますか?」と問われた際、木村が「来年は何が起きるか分からない」と意味深に返答していた。
孤立した木村が現在、事務所と4人との関係修復を働きかけていることも判明した。
ある関係者によると、一度は退社を決意した4人が、Iさんの助言もあり、今年に入って残留の意思を事務所に示したという。弁護士を通じてメリー氏にも直訴したが、聞き入れられない状況で、4人が戻れるように木村がメリー氏と4人の間に入っているという。
Iさんは12日にSMAPの映像作品を扱うジャニーズ事務所の子会社「ジェイ・ドリーム」の取締役を辞任し、2月末に事務所を退社することが決定。「Iさんが芸能界から身を引く代わりにSMAPが事務所に残る可能性もある」と話す関係者もいる。
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