大相撲の元小結で、初場所初日から休場する東十両9枚目の時天空(36)=時津風部屋=が、肋骨(ろっこつ)下の脇腹に悪性リンパ腫が見つかり、闘病中であることが8日、分かった。師匠の時津風親方(元幕内時津海)が明らかにした。
同親方によると、昨年7月の名古屋場所中に右肋骨に痛みを訴え、同9月の秋場所で痛みがひどくなった。同場所後に病院で検査を受けたところ、腫瘍が発見された。10月末から入院し、全休した昨年11月の九州場所は「右肋骨骨折」の診断書を提出していた。
発見も早く、手術はせずに現在は抗がん剤治療を継続している。経過は良好で、4月まで治療に専念する見込み。
時津風親方は「体重は15~20キロ痩せたが、歩行や食事は問題はない。まずは治すこと。今後については(時天空と)2人でよく話し合って決めたい」と話した。時天空は「治して土俵に戻りたい」と復帰の意欲を見せているという。
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