呉昇桓は今季限りで契約が切れるため、編成部はシーズン中から米大リーグや韓国リーグなど、中継ぎ、抑えが可能な速球派の右腕をチェックしてきたが、今オフはリスト上位の選手で日本行きOKが少ないという現状もある。それだけに、このタイミングで広島を自由契約になったヒースが、調査対象に挙がったわけだ。
状況は、それだけ切迫している。昨オフは、海外FA権を行使してメジャー移籍を模索した鳥谷の決断を今年1月上旬まで待ったが、四藤球団社長はこの日、球団事務所で「状況は似ているが、事情が違う」と話した。
日本人選手と違い、外国人選手には貴重な1軍枠(4人)がある。さらに守護神という役割の重さ。新加入の藤川や、セットアッパー福原ら候補はいるが、ストッパー、少なくともセットアップをできる選手を補強しなければ、チームの構成が成り立たないからだ。
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