女優、松下奈緒(30)が、嵐の二宮和也(32)が主演するフジテレビ系新春スペシャルドラマ「坊っちゃん」(来年1月3日、後9・0)に「マドンナ」役で出演することが29日、分かった。大学卒業以来8年ぶり、ドラマでは初となるはかま姿を披露する。山本陽子(73)や松坂慶子(63)らが演じた大役に、「自分なりのマドンナを演じたい」と女優魂を燃やしている。
平成の清純派女優が、新しいマドンナ像を作り上げる。
文豪、夏目漱石の没後100年を迎える来年、20年ぶりにドラマ化される「坊っちゃん」。キャストは主人公の坊っちゃん(二宮)や山嵐(古田新太、49)らが先行発表されたため、ネット上で「マドンナは誰?」と話題となっていたが、ついに判明した。
原作で「色の白い、ハイカラ頭の、背の高い美人」と表現されている「マドンナ」役に抜てきされたのは松下。同局が「華やかな存在感と繊細な空気を併せ持つ松下さんに演じていただきたい」とオファーした。
原作では、マドンナはうらなり(山本耕史、39)の婚約者で、赤シャツ(及川光博、46)との三角関係を繰り広げるも、どちらが好きなのか本心は描かれておらず、職業も明記されていない。しかし、今回のドラマでは飲食店の店員という設定で、自分の意志も恋心も持った女性として描かれる。
二宮とは初共演で、名だたる女優が演じてきた役に松下は「とてもプレッシャーに感じていましたが、自分なりのマドンナを演じたい」と女優魂を燃やす。
また、明治後期の物語のため、はかま姿を披露する。東京音大音楽学部音楽学科を卒業した際に着て以来、8年ぶりのはかま姿に「うれしかったです。頭に付ける大きなリボンも作っていただいたので、マドンナの衣装を着ると一気にタイムスリップしたような気分でした」と笑みがはじけた。
新春から松下マドンナに癒やされそうだ。
この記事をシェアする