新相棒に求めるのは癖の防止と球速アップのサポート。習得中のチェンジアップは指を開いて握る分、手を隠しやすくする。ボールをリリースする瞬間に力が出るように、連動する左手で強くグラブを握りつぶせる工夫をこらす。力投派モデルを携えれば、パフォーマンスを最大限に発揮できるというわけだ。
もちろん、優れた道具を手に入れても、力をつけなければ意味がないのは百も承知。4年ぶりに虎復帰が決まった球児への弟子入りを熱望した。
「いろいろ本当に盗んだり、聞いたりして、自分の力にしたい」
若虎はこれまでも藤川の映像で投球フォームを研究。「打者に向かっていくグラブの動き」を参考にしてきたという。そんな尊敬する先輩と再び同じユニホームに袖を通す日がきた。ならば、「球児塾」に飛び込まない手はない。
この記事をシェアする