今季、右肩故障もあり登板5試合のみだった広島・中田。悔しさを糧に、来季へ肉体改造に取り組んでいる 広島の中田廉投手(25)が11月2日、マツダスタジアムで契約更改を行い400万円減の年俸2600万円でサインした。今季は中継ぎの柱として期待されていたものの、右肩の故障もあり5試合の登板に終わっていた。
「納得してサインしました。(今季は)最悪の形で仕事ができなかったが、また1軍で活躍したい」
2014年シーズンは中継ぎとして66試合に登板し9勝8敗、防御率3・89。今季はさらなる飛躍を誓っていたが、2月中旬の春季キャンプ中に右肩痛を発症して離脱。5月に1軍に合流したものの再び痛みを感じて、チームを離れた。
悔しさを糧に、来季への準備は着々と進んでいるようだ。最大94キロあった体重は現在82キロ。食事は脂身は極力抑えて、夜は炭水化物を控えている。
「痩せてからは体の状態もよくなりました。(以前は)胸筋がつきすぎて腕が回らなくなっていた。しならせて投げたいので、プールとかで胸の周りの筋肉を柔らかくしています」
3年連続のAクラス入りを逃した要因に、中継ぎ陣の不調があげられているだけに右腕にかかる期待も大きい。(玉木充)
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