昨年1月に死去したタレント、やしきたかじんさん(享年64)の妻、さくらさんが、たかじんさんの一番弟子を名乗る打越元久氏(57)の発言によって名誉を傷つけられたとして、損顔賠償1000万円を求めた裁判の判決公判が28日、大阪地裁であり、杉浦徳宏裁判長は被告側に300万円の支払いを命じた。
訴えによると、打越氏は昨年11月のインターネットラジオで作家、百田尚樹氏(59)の「殉愛」の内容が真実ではない、などと指摘。さくらさんは名誉棄損による損害賠償を求めていた。
この日は原告側の代理人弁護士のみ出廷。被告側のさくらさんが公人であるとの主張は認められず、同裁判長は、さくらさんに対する打越氏の発言は、「個人に対し、非常識な人であると強く印象付け、社会的評価を低下させた」とした。
判決を受け、打越氏は「こちらの主張が認められず、大変残念です。今後のことは代理人の弁護士と相談の上、控訴して高等裁判所の判断を仰ぎたいと考えています」とコメントした。
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