ファウルを打った際に砕けたという、右手首の骨…。それは高山の恐るべき潜在能力の高さを証明していたともいえる。競合したヤクルト・真中監督の勘違いによる大逆転ドラフトで虎入りが決まり、金本監督と握手を交わしてから一夜明け、期待のドラ1が、驚異の数値を明かした。
「スイングスピードを生かしたいです。(計測は)3カ月前くらいですけど、161・8キロが出ました」
160キロ超え…。その威力はプロの強打者との比較が物語る。今季34発などトリプルスリー(3割30本30盗塁)を達成した柳田は157キロ。現役の160キロを超えは中田(日本ハム)くらいでバレンティン(ヤクルト)でさえ150キロ台だ。スイングの速さで知られる金本監督も現役時代は155キロといわれた。数字だけならすでに球界トップクラスというわけだ。
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