6回途中で降板する阪神先発・岩崎=甲子園球場(撮影・中島信生) (セ・リーグ、阪神0-3広島、21回戦、広島12勝7敗2分、13日、甲子園)阪神は岩崎優投手(24)が先発し、六回途中、1本塁打を含む5安打2失点で降板した。チームは広島先発の前田の前に2安打と打てず。完封負けを喫し、対広島に7勝12敗2分で2007年以来の負け越しが決まった。岩崎は8敗目(3勝)で、チームも1分を挟んで3連敗となった。
3人で一回を締めた岩崎は二回、先頭のエルドレッドに高めに入った変化球を右中間スタンドへ先制となる16号ソロを浴びた。三回には先頭の石原に左中間へ二塁打も、続く前田のニゴロを大和が三塁へ好送球。二走・石原をアウトにし追加点を許さなかった。
六回、菊池に右翼線へ二塁打を打たれ、無死二塁。新井を捕飛で抑えたところで、降板となった。代わってマウンドに上がった二神がエルドレッドに四球を与える。一死一、二塁で3番手の高宮が、松山を右飛に抑えるも、続く堂林の打席のときに重盗。二塁へ送球の間に三走が生還し、追加点を奪われた。
うなだれながらベンチに下がった左腕は「調子自体はよかったですし、ある程度は自分のボールは投げられたと思う」と納得も、二回の被弾で先制点を許してしまったことに「ただ、今日に関しては1点勝負になることは試合前から分かっていましたし、中西コーチからも『先制点を与えるなよ』『粘れよ』という言葉をかけてもらってマウンドに上がったので、このような結果になってしまい悔しいです」とふがいない結果に残念がった。
「1点勝負だと思って、先制点を取られないようにしたんだけど。しっかり反省してまた次に生かしたい」
「みんな頑張っている。打てないのは俺の責任」
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