あどけなさが残る14歳の安田が8強入りだ。
「勝つか負けるかなので、攻めることが大事だと思っていました」
1、2回戦とも序盤からのリードを守った。パットの際に緊張で手が震えることもあったが、キャディーの姉・美祐さん(17)が支えてくれた。滝川二高に通う姉は昨年の「関西高校マッチプレー選手権」で優勝。マッチプレー独特の雰囲気を知る姉から「パットはショートしたら勝てない」と背中を押され、攻撃的な姿勢を貫いた。
小3で有村智恵らを輩出した「坂田塾」に入門。将来の夢はプロで活躍することだ。準々決勝は、女子ツアー最年少V録を持つ勝と対戦。史上最年少の女子アマ日本一へ、大きな関門となる。
「うまい選手。ミスを少なくして接戦に持ち込みたい」。姉との二人三脚で、安田が大物を食う。(石井文敏)
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