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【虎のソナタ】一塁全力疾走は169年前でも当たり前

巨人もこんなふうにつかまえちゃう!? 山脇外野守備走塁コーチはグラウンドでバッタを発見し、捕獲を試みる

 もともとは英国のクリケットがルーツという「ベースボール」は、1839年、米ニューヨーク州の片田舎のクーパースタウンで史上初の試合が行われたというのが定説だが、形はバラバラだった。だが、1846年の6月19日、ハドソン河をへだててニューヨークの向かい側ニュージャージー州ホボケンで、現在の野球規則の原型ができての初試合が行われたらしい。ニッカポッカーズ対ニューヨークスで23-1でニッカポッカーズが四回コールドで勝っている。

 相手が弱いといたたまれなくなるほど点をとるところは最近のどこかのチームに似ているが、1846(弘化3)年といえばペリーが浦賀にタッタ4隻の蒸気船でやってきて日本中が大騒ぎしたのはその7年後だから…いかに昔のことか…。

 なのに…だ。それから169年後に「好きな野球の話をしただけ…」の年俸4億5000万円のとてもシャイでデリケートな神経の打者は、少しは腹にたまったウップンを和田監督にぶつけてスキッとしたのだろうか?


 だったらそれでいい。異様な独演会1時間半強…それだけのコトなのですョ。それだけの…。

 この日のCD(当番)野下俊晴は前夜から「眠れなかった…」のだ。それはCDが誰もが経験する「ひょっとして明朝、他紙にドカンとニュースが出ているんじゃないか?」と夜の雨音にもおびえ、この朝は出勤時間より異常に早く家を出て…キヨスクで他紙を購入してチェックして…気が付くと会社の玄関…こんなに早く出勤しても、世間サマとは6時間ほどタイムラグがある新聞社の編集局は、まだ誰もいないのだ。

 「まてよ、今朝はニュースも出ていなかったが、あすの朝には出るんじゃないか?」と考えると、またしてもあらぬ恐怖が襲う…。それで心理的には貞子がいつテレビの画面から出てくるのか…と心配しているみたいな引きつった顔…これでホントにあのノーベル賞学者をウジャウジャ輩出した大学を卒業しているのだろうか?


 と、そこに2時半すぎに甲子園の貞子…もとえキャップ阿部祐亮から電話だ。中身は本日の1面の通りです。まぁ職場で上司と消化不良気味でサッパリの部下とが突然、社の廊下でスレ違い「どうした最近は…」の立ち話…それがだんだん熱が入ってきて、ダメ男クンはトウトウとまくしたてる。コレって日本語では「ストレス発散」? それとも「仕事不振の言い訳三昧」? とにかく珍しい「異様な光景」が延々とつづいた次第。

 これを「仕事熱心」ととるか? 開幕してもう64試合で「何を今更…」ととるか。いうなれば危機管理能力を問われるシーンでもある。こんなの星野仙一部長なら、とっくの昔にウーロン茶の水割りしか飲まないクセに、神戸の街を外角球が打てねぇのなら内角球を打ちゃあいいんだ! とグデングデンになりながら、そのシャイすぎる部下と放歌高吟しているだろう…。

 キャップ阿部がリンとしていうのです。「でも、野球の基本の原則は何百年の歴史に差があっても『たとえ凡打でも一塁への全力疾走』は原点です!」

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