川島は0-1の二回にも中堅右への当たりで中継に入り、二走・アンダーソンを本塁で刺していた。さらに打っても、0-1の四回一死満塁で、杉内から左前へ同点打。直後には高谷も右翼線へ決勝の2点二塁打を放った。強力な主軸が目立つソフトバンクだが、7、8番コンビが、しぶとく勝利をたぐりよせた。
攻守に渡る活躍で、川島はパパとしての面目も保った。昨年7月のヤクルトからのトレード移籍で普段は福岡での単身赴任だが、この日は長男・塁くん(8)と次男・連十(れんと)くん(5)、そして夫人と夫人の両親が観戦に来ていた。「きょうは長男は本当は、通っている野球だったんですけど、雨の影響でグラウンドが悪くて来られたんです」と、ヒーローになったパパははにかんだ。
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