長女(3)のベビーシッターを務めていた女性(60)から3000万円相当の窃盗被害を受けていたタレント、神田うの(40)が2日、東京都内で行われた自身が手掛けるウエディングブランド「シェーナ・ドゥーノ」の新作発表会に登場した。
終演後の会見で窃盗事件に話題が及ぶと、「(4人のシッターの中で)一番信頼していた。全く疑っていなかった」とショックを隠しきれない様子。まな娘について聞かれると号泣し、昨年11月上旬に長女が女性のかばんを開けようとして怒られたエピソードを告白。「すごく怒られた。それが耳に残っているようで、『私のせいで(女性が)来なくなった』って、自分を責めているんです」と声を震わせた。
同日発売の女性誌「女性自身」によると、盗難にあったのはエルメスのバッグや財布など裁判での認定分だけで27点、1975万円相当。立件できなかった物も含めると3000万円相当に上る。昨年1月に警視庁に被害届を提出。同11月に女性は逮捕され、5月14日に東京地裁で懲役2年4月の実刑判決が下された。女性は同19日に保釈され、控訴している。
うのが異変に気づいたのは一昨年の夏。「バッグやジュエリーとか使おうと思った物がない。持っていかれているという感覚がなかった。でも、あまりにもおかしいので…」と回顧。実家と自宅を行き来しているため、気づくのが遅れたという。
仕事に応じて4人のベビーシッターをシフト制で雇っていたが、女性は約3年働いた一番の古株で、「家族はみんな信頼していた」。物が紛失したことを女性に相談すると、「自分の物もなくなった」と被害者のように話し、訪れる必要のない実家にも行っていた。
女性から謝罪はなく、言いたいことも「ない」と言い切ったうの。最後は「もう乗り越えたので」と前を見据えた。
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