そして今の西武が何よりも凄いのが、けが人がゼロということ。どこのチームも投球できない投手や、プレーできない選手などリハビリ組がいるものだが、今はひとりもいない。潮崎2軍監督も「ちょっと記憶にない」と驚くほど。戦力はさらに厚みを増しそうだ。
開幕直前に左脇腹を痛めたエースの岸が21日、イースタン・リーグの日本ハム戦(西武第2)で待望の復帰。先発で30球をメドに投げる。さらに四回からは、ここ2試合先発で好投を続ける西口が登板する超豪華版。潮崎2軍監督は「(昇格は)1軍との兼ね合いになるけど、前回(13日のヤクルト戦、5回2安打無失点)はだいぶよかった」と言うように1軍昇格もみえてきた。
オープン戦から背中痛や右肩痛などで2軍暮らしだった謎の外国人・セラテリも全快間近。本職の右翼を守れるまで回復し秘密兵器として出番を控えている。
西武はこのまま突っ走り、自分の開幕前の予想が、最後に的中することを願いたいものだ。(塚沢健太郎)
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