関川打撃コーチは「ボール球に手を出しすぎている。いい球を打っていない」と指摘。和田監督も口をそろえた。「もう1回頭を整理して。打てない球に手を出してしまっているから、ストライクゾーンの再確認、基本的なところをチェックして。基本にかえってやるしかない」。焦りからの脱却を力説したが…。
暗黒時代の2001年以来、14年ぶり11度目のリーグ最速20敗。過去10度、一度も優勝はない。甲子園で広島に同一カード3連敗を喫するのも2004年(4月13日~15日)以来、11年ぶりの屈辱だ。本拠地で同一カード3タテは4月7日~9日のDeNA戦に続く今季2度目で、1シーズン2度も11年ぶり。まさにどん底だ。
チーム打率は12球団最低・227。いや打も投も、チーム成績の主要項目はことごとく最低だ。投打がかみ合うどころか、そろって暗闇の中。まずはどちらかでも復活しなければ浮上などはない。攻撃陣で風穴を開けるのは、やはり4番。主砲のバットしかない。
ゴメスは常々、口にしている。「野球だから打てないこともある。毎日、勝つためにベストを尽くす」。いまこそ、ベストを尽くした先の「結果」が欲しい。 (安藤理)
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