阪神・岩田稔投手(31)が27日、全体練習に参加した。ここまで開幕4戦未勝利の左腕は29日のヤクルト戦に先発予定。リーグ首位のツバメ狩りに目をギラつかせた。
「そろそろ、勝ちがついてほしい。勝てば絶対に(流れは)変わるでしょう」
グラウンドでキャッチボールやダッシュをこなすと、ブルペン投球で汗を流した。2日後のヤクルト戦の先発に向け、準備を整えた。我慢の投球が続く。開幕4試合で0勝1敗、防御率3・71。昨季の8月20日の中日戦(京セラD)を最後に10試合連続で白星に恵まれていない。
勝利を渇望する左腕だが…。その前に立ちはだかるのは山田と雄平の虎キラー。岩田は「相手どうこうではない。データとかは気にしない」と話すが、阪神投手陣は今季山田に打率・455、雄平に同・462と打ち込まれているだけに注意が必要だ。
「しっかり、投げていきたい」と気合を入れ直した。勝利を信じて背番号21が甲子園のスコアボードにゼロを並べる。 (柏村翔)
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