今月、高校を卒業する女優、吉本実憂(18)が4月スタートのテレビ朝日系「アイムホーム」(木曜後9・0)で初めてOLを演じることが17日、分かった。同作はSMAPの木村拓哉(42)が主演するホームドラマで、吉本は木村演じる主人公が勤務する証券会社の同じ部署で働き、主人公を監視する謎の女性役。優秀でクールな役に初挑戦する吉本は「大人っぽさと若さの両面を出していきたい」と意気込んでいる。
これまで等身大の役どころを好演してきた吉本が、初めて大人役に挑戦する。
「アイムホーム」は事故で直近5年間の記憶が曖昧になった主人公・家路久(木村)が、自分探しをするミステリー・ホームドラマ。吉本は久と同じ証券会社の窓際部署、第十三営業部に勤務する優秀な派遣社員で、ある人物から久を監視するよう命じられた21歳のOL、小鳥遊優愛(たかなし・ゆあ)役。
昨年のNHK大河「軍師官兵衛」で黒田長政の継室・栄姫役、同7月期の日本テレビ系「獣医さん、事件ですよ」では女子高生のヒロイン役と、同年代の女性を演じてきた。実年齢より上の役は今回が初で、これから始まる撮影を「未体験の役なので、台本をしっかりと読み込み、大人っぽさと若さの両面を出していきたい」と気合が入る。
主演の木村について吉本は「クールだけど面白くて、すごく実力のある方。一つ一つの演技を吸収したい」と共演を心待ちにする。木村の妻役で、尊敬する同じ所属事務所の先輩、上戸彩(29)とも初共演になるが、「うれしいですが、同じシーンの撮影はなさそうなんです」と残念がった。
吉本演じる優愛は有能で仕事ができるため、第十三営業部の窓際社員らを心の中では小バカにしている。劇中では部長・小机幸男役を務める西田敏行(67)をも見下すが、「演技とはいえ恐れ多いですね」と苦笑。「演技中は優愛になりきります。でも、大先輩が相手ですから、現場でオン、オフのスイッチはしっかりと使い分けていますよ」と笑った。
新境地で演技の幅を広げた吉本が、女優としてワンステージ、ステップアップする。
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