ヤクルトのドラフト1位・竹下真吾投手(24)=ヤマハ=ら新人4投手が18日、戸田球場で初めてブルペン入り。左のセットアッパー候補の竹下は真中満監督(44)、高津臣吾投手コーチ(46)ら首脳陣が視察する中で捕手を立たせて25球を投げ、即戦力を印象付けた。
「球に力がある。バランスの良さ、安定感もあるし、石井一久のような印象です」
真中監督は日米通算182勝を挙げたヤクルト黄金期のエースを引き合いに期待を寄せた。新人は全員2軍キャンプスタートが決まっているが「第2クール終了の状態を見て、肩肘に問題がなければ声をかけたい」と早くも1軍抜てきに赤丸印を付けた。
「日本では救援陣に左の技巧派は多いが、パワーピッチャーは希少」とセットアッパーを任せる予定の高津コーチも胸をなで下ろした。「カズ(石井一久)やゴリ(石井弘寿)のような存在になる可能性は十分」とさらに太鼓判だ。
高津コーチの現役時代と同じ22番を背負う最速147キロ左腕が、黄金期の旗手になる。(佐藤春佳)
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