自身の去就について悩み続ける金子の一番の要望が明らかになった。もちろん、高年俸もメジャー移籍実現も大事。だが、もっと重要なことがあった。
阪神・中村GMが前日21日に金子の代理人と電話会談。そのやりとりについて「金銭面だけではないと強調されていた」と明かした。報道陣の「一番はリハビリ環境か?」の問いに「もちろん」と同GM。金子は先月29日に骨棘除去手術を受けた右肘の回復を最優先に考え、移籍先を検討しているといい、金子側からの初の要望だ。
オリックス、中日、楽天、DeNAなどライバル球団は多いが、金子を受け入れる体制は整っている。球団幹部は「金子選手の調整法もあるだろうし、開幕には間に合うと聞いている。自由にやってもらっていい」と言い切った。
当然、本人の希望に応じるつもり。必要とあれば、来年2月1日から始まる沖縄春季キャンプに遅れてきても構わない。2007年シーズン終了後に左膝の手術を受けた金本はリハビリを優先。翌年1月後半から米国に滞在し、春季キャンプ合流は2月後半だった。万全の状態でシーズンに臨めるなら、独自調整を容認する。
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