男子テニスの錦織圭(日清食品)が14日、TBSラジオの「錦織圭独占インタビューSP!日本テニスの未来」(後7・0~)に出演し、松岡修造氏が試合中継中に言った新語「超スーパーゾーン」や、大会中に送信されるメールなどについて話した。同番組にはゲストでその松岡氏も登場。錦織の世界ランク1位へ「メンタル、体力など壁は10ある。フェデラーやジョコビッチたちのタフさについて行けというのは、圭が嫌なことをしなくてはいけない」と辛口アドバイスを送った。
今季はUSオープンで準優勝、世界ランク5位でATPツアー・ファイナル出場など飛躍の年となった錦織。ツアー・ファイナルで約2週間長くシーズンを過ごしながらも、例年よりけがに悩まされなかったことに、「負担があるプレースタイルだけど、(けがは減ってきていて)体が強くなっているのを自覚している」と自信のコメントを残した。ATP終了後にマイケル・チャンコーチから「ここまで来れたことはいい経験になる。よくがんばった」と声をかけられたことを打ち明け、「彼のおかげでここまで来れたと思っているので、すごく感謝している」と本音を吐露した。自己最高の世界ランク5位については「(来季は)挑戦者として違うプレッシャーと戦わないといけない」と決意を新たにした。
錦織はATPのダビド・フェレール(スペイン)戦で松岡氏から飛び出した「超スーパーゾーン」についても言及。ゾーンについて錦織自身は「神ゾーン」と言い、「不意にくることで、何を打っても入るなって感じ。不思議な感覚」とゾーンに入った感覚を表現した。