八百長騒動が急展開だ。アギーレ監督が欧州視察を終えて再来日。その後、東京都内で日本協会側による約2時間の事情聴取が行われ、同席した日本協会理事で法務委員長を務める三好豊弁護士(46)が午後7時から、50人超の報道陣を前に緊急会見を実施した。
三好弁護士によるとアギーレ監督は「ご迷惑をおかけしている」と騒動を陳謝。その上で「プロの指導者として八百長に関与したことは一切ない」と、疑惑を完全否定したという。
2011年5月に当時監督を務めていたサラゴサがレバンテを下して1部残留を決めた試合に八百長の疑いがあり、アギーレ監督らが起訴されるとの見通しをスペイン紙が報道。銀行口座に多額の金銭の動きがあったと伝えていた。
スペインでは検察庁が告発した時点で本格的な捜査が始まり、その過程で監督も事情聴取を受ける可能性が高い。嫌疑がかかれば起訴され、裁判となる。三好弁護士によると、近く告発が検討されている段階で、有罪なら最長で懲役4年の実刑となる可能性もある。
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