さらに、試合後の指揮官の声に、トゲがまったく感じられなかったのが怖い。
「きょうは攻めたけどな。ダメだった」と新井の強攻策を肯定しようとしたが、結果ではなく内容を自己評価する時期は、とうに過ぎた。
中日戦の連勝も「5」で止まった。くしくもこの日、巨人がヤクルトに敗れたため、Gの優勝マジックが消滅。次カードから甲子園で巨人、広島を迎えるが、首位との3・5ゲーム差が詰まらない。マサの呪縛。ナゴヤの鬼門。そんなことが話題になるようでは、9年ぶりの優勝はできない。 (阿部祐亮)
「さすがというか、ボールの使い方、誘い方がうまい。うまいな、で終わってはダメだけど。うまく(打線を)つなぐことができなかった」
◎…阪神の完封負けは8月28日の巨人戦(東京D、0-4)以来、今季10度目。中日戦では5月7日(ナゴヤD、0-7)以来、今季3度目。
◎…中日・山本昌に白星を許したのは2012年10月3日(ナゴヤD、1-4)以来702日ぶり。中継ぎとして2番手で登板し、3回を0点に抑えられた。先発としては同年4月15日(甲子園、0-3)以来、873日ぶり。
この記事をシェアする