右肘痛からの復活を目指す阪神・松田遼馬投手(20)が20日、ウエスタン・ソフトバンク戦(鳴尾浜)に登板。1回2安打1失点で2敗目を喫したが、復帰5戦目で自己最速を1キロ更新する152キロをマークした。
「出ましたね!! 自己最速ですか!? きょうは真っすぐが走っていました。続けていきたいです」
1-1の九回に4番手で登場。先頭の塚田に投じた3球目で152キロをたたき出した。その後は2安打を浴び、「まだまだ真っすぐが高いし、変化球の精度も悪い」と反省も、体の開きを抑えるフォームへの微調整が、球速アップに表れた。
「1試合1試合、結果を大事にしていきた」
順調なら26日の巨人戦(東京D)から1軍昇格予定。呉昇桓につなぐ中継ぎ陣は福原、安藤以外は不安定で、緊急補強した建山も2軍。勝負の終盤戦、リョーマが虎の救世主となる。 (柏村翔)