こんな日を待っていた-。大の野球グッズ収集家。米ケンタッキー州の自宅にはコレクションルームを持つ。マリナーズ時代の同僚イチローや米大リーグのシーズン最多本塁打記録保持者(73本)のバリー・ボンズのサイン…。数々の名品のなかに、新たに飾ろうとしているお宝がある。
「昨年、帰国する前に阪神の選手みんなにユニホームにサインをもらったんだ。飾るに値するよ。額に入れたいね」
昨オフ。米球界復帰を視野に入れた。仲間との別れに備え、記念のサインを集めた。だが、最後に残留を選んだ決め手は球団の熱い思いと虎戦士の顔。もう、未練はない。優勝を目指す頼もしい同志がいる。現役を全うした後、宝物は一番目立つところに飾ろうと決めている。
大事な初戦を制し、0・5ゲーム差と肉薄。和田監督は「この3連戦は1つ1つの積み重ねだと思う。きょうをとれたから、また明日という気持ちでいく」と意気込んだ。待望の今季初奪首へ-。勢いは虎にある。 (小松真也)
★誕生日前祝い!!
メッセンジャーは13日が33歳の誕生日。32歳の最後の1日を勝利で祝い「一足早くね」とほほえんだ。毎年、バースデーには子供らからプレゼントが贈られるという。「いつも何かを作ってくれたり、買ってくれたり…」。満面の笑みでうれしい瞬間を迎えられそうだ。
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