阪神・中村勝広GM(65)が来季も続投する方向であることが17日、わかった。今季の補強期限(7月31日)が迫り、8月からは来季へ向けた戦力分析と補強への動きが本格化する。同GMの契約は1年ごとの更新で、球団は2015年のチーム編成も任せる方針を固めた。
「チームを強化するには最低3年は見ないといけない。来季もやってもらいたい」と球団首脳が明かした。同GMは2012年9月5日に就任。5位に終わった和田阪神の建て直しへ動いたが、昨季は4番候補で獲得したコンラッドが打点ゼロで帰国するなど手腕に疑問符も。それでもチーム編成は前のシーズンから始まるだけに、球団内では「今年が実質1年目」という声もあった。
その今季は新加入ゴメスが開幕からセ・リーグで唯一4番を守り、打率・292、16本塁打、71打点と活躍。新守護神の呉昇桓もリーグトップの22セーブ(防御率2・00)。4番と抑えという弱点は埋め、チームも45勝38敗1分け、貯金7の2位で前半戦を終えた。
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