阪神・和田豊監督(51)が7日、上本博紀内野手(28)を当面「1番・二塁」で固定することを明らかにした。
8日の広島戦(甲子園)から右肘の張りでベンチスタートが続いていた西岡剛内野手(29)が先発復帰する見込みだが「6番・三塁」が有力。「1番」は好調の選手会長に託し、球宴前最後の9連戦を戦う。
2位・広島、首位・巨人と続く勝負の9連戦のキーマンはやはり、この男だ。5連勝と勢いに乗る虎をさらに加速させる。上本が不動の切り込み隊長として、猛虎をグイグイけん引する。
和田監督が「上本がややお疲れモードになってきていたが、息を吹き返した。状態はいい。打順は現状ではいい流れできているから、動かしたくはないよね」と明かした。
それだけの活躍を見せてきた。西岡が故障離脱する状況で「1番・二塁」で起用されると、才能が一気に花開いた。ここ一番でのパンチ力と持ち前の選球眼をいかんなく発揮。トップバッターとして57試合に出場し、打率・294、1本塁打、16打点に34四死球の好成績を残す。6月27日からの中日3連戦(甲子園)は2番に回ったが、右肘を痛めた西岡に代わって、上本が1番に戻るとチームは5連勝。もう打順変更の選択肢はなかった。
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