最高のクリスマスになった。ルーキーながら60試合に登板し3勝3敗10セーブ、防御率2・78の好成績を残した石山が、5年間の交際を経て私生活の節目を迎えた。
「去年結婚しようと思ったけど、プロ入りが決まって1年間待ってもらった。彼女の支えが必要だと思いました」
仙台市で保育士として働く絵里さんは、笑顔が魅力の美女。東北福祉大時代に知り合い、静岡・浜松市のヤマハ入社後は遠距離恋愛を続けた右腕は「女優の相武紗季さんに似ている。個人的な意見ですけど」と照れた。
開幕1軍こそ逃したが、昇格後はセットアッパーに定着。回転のいい直球を武器に、終盤は守護神を務めた。「遠距離でもずっと精神的に支えてくれた」と改めて結婚を決意。久古、山本哲らから「プロポーズはちゃんとした方がいい」と助言され、シーズン終了後に正式に申し込んだ。
今月5日に埼玉・戸田寮を出て、都内で新生活を始めた。同居は絵里さんが仕事を終える来年3月から。絵里さんは楽天・田中の夫人でタレントの里田まい(29)らのブログを参考にジュニア・アスリートフードマイスターの資格を取得し、食生活でもサポートする。
「結果を残すことが家族への感謝につながる。野球に集中したい」と石山。挙式・披露宴は来オフの予定で、一家の大黒柱になった右腕が来季は投手陣の大黒柱になる。
★来季も守護神?
新たに高津投手コーチが就任したことで、石山の来季の起用方法は未定だ。秋季練習中に右膝を痛めたが、回復は順調で来年1月には宮崎・西都市で山本哲、中沢らと合同自主トレを予定している。「どこでいくか分からないけど、決め球の精度、直球の制球とやることはたくさんある。全体的にレベルアップしたい」と意欲的だった。
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