サンスポ

D6位の藤井、中古車販売から燕のスーパーカーに変身だ!

 ヤクルトは13日、ドラフト6位で指名した藤井亮太捕手(25)=シティライト岡山=と岡山市内で入団交渉を行い、契約金3000万円、年俸720万円で仮契約を結んだ。同社では中古車販売に従事し、捕手ながら50メートル走5秒8の俊足が自慢の変わり種。三塁、外野も守れるユーティリティープレーヤーは「1番・捕手」での出場を夢見ている。


 ヤクルトに変わり種の捕手が誕生だ。仮契約を終えた藤井は「判子を押すのを2回、失敗しちゃいました。どこでも守れる選手になって、1軍に定着したい」と白い歯をこぼした。

 右投げ左打ちの捕手だが、三塁、外野も守れるユーティリティープレーヤーだ。50メートル走5秒8の俊足が武器で、シティライト岡山では珍しい「1番・捕手」として出場していた。さほど、注目された存在ではなかったが、今年9月、社会人日本選手権中国地区予選で活躍したのが、ユーティリティープレーヤーを探していたヤクルトのスカウト陣の目に留まった。

 経歴も変わっている。自動車販売の同社では、オークション事業部のLAA岡山会場に勤務。午前8時半から午後3時まで、金曜日に開催されるオークションに向けて、中古車を会場に並べる仕事を任されている。運転の腕前はプロレベルだ。

 趣味はタイヤのワックスがけとヘッドライト磨き。座右の銘は「kill or be killed(やるか、やられるか)」というから、肝が据わっている。

 「即戦力として考えている」と鳥原チーフスカウト。背番号は51に決まり、来春の1軍キャンプ帯同も決定的だ。

 「プロでも『1番・捕手』が打てるような選手になりたい」と藤井。1995年に関川浩一(阪神)が37試合で先発した例があるが、ほとんど前例がない「1番・捕手」に、25歳が挑む。(長崎右)

©2026 SANKEI DIGITAL INC. All rights reserved.