Jリーグが始まって20年がたち、日本中でサッカーが当たり前のように観戦できるようになった。日本代表はW杯の常連にもなったし、日本のサッカーは急速に成長しているよね。20年でここまでになったのはすごいことだけど、このままでいいと思っていたら痛い目に遭うよ。
若い選手には、毎日全力を尽くしているのかって聞きたくなるときがある。練習中、自分のミスでゴールを外して笑っているなんて最低だよ。緊張感のない練習をしているようでは、試合でシュートを決められるわけがない。大好きなサッカーをやってお金をもらえる幸せを忘れてはいけない。Jリーグができたこともあって、サッカーができるのは当然と思っている選手も少なくないんじゃないかな。甘いよ。いつまでもプレーできるクラブがあるわけじゃない。サッカーができなくなってから、あのときに一生懸命に取り組んでいればよかったって思っても遅いんだよ。
〈サッカーを愛するからこそ、サポーターやメディアに向ける目も厳しい。日本サッカー界を成長させるには選手や指導者はもちろんのこと、社会全体の力が必要だと信じている〉
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