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2006.02.14 更新

 

頼むぞメダル獲り!清水&条治が不調ニッポンにカツ!

加藤

つまずいた日本勢に勢いを。金メダル獲りの“切り札”加藤。期待に応えてくれ!(共同)

さぁ、頼むぞメダル獲り! スピードスケート男子500メートルの両輪、加藤条治(21)=日本電産サンキョー=と清水宏保(31)=NEC=が、きょう13日、男子500メートルに出場する。世界記録保持者の加藤は好調をキープし、3大会連続メダルを目指す清水も一時のスランプを脱して上昇モード。84年サラエボ大会から6大会連続でメダルを獲得している日本の“お家芸”に、さらなる歴史を刻み込む。

いざ、出陣だ。加藤と清水。日本が誇る短距離の2本柱がきょう13日、本番リンクに立つ。12日、2人は五輪会場の「オーバルリンゴット」で練習を行い、最終調整を終えた。

「調子は上がっている。本番では34秒台は出せそうです。今シーズンは世界記録(34秒30)も出して実力者になれたと思うし、期待に応えられるよう頑張りたい」

清水

こちらも上昇機運。実力者、清水もピークをあわせてきた(共同)

“トリノ世代”の第一人者、加藤の言葉にも力がこもる。日本のメダル候補、複合エース高橋大斗が腰痛を悪化させて、途中棄権。スキー・ジャンプの原田雅彦は大ベテランらしからぬ失格騒動に沈んだ。若手が挑んだスノーボード男子ハーフパイプ勢では4人全員が予選落ち。日本勢の実力者が戦わずして散ったなか、ここで一発。世界最速男、加藤にかかる期待は、さらに膨らむ。

体調も、世界記録を叩き出した昨年11月当時に戻った。昨年末にインフルエンザにかかってダウン。休み明けの世界スプリント選手権(1月21、22日)で7、8位に終わって不安を抱かせたが、その後の国内合宿で一変した。

「尻がひと回り小さくなっていた」と下半身中心の筋力トレーニングに集中。「プリっとしたお尻が戻った。世界スプリントの時の状態とは全然違いますよ」。試合会場で行われた記録会(7日)では後半200メートルを流しながら35秒40の好タイム。今村俊明監督(43)も「世界記録を出した時より状態はいい」と金メダルを見据える。

世界記録保持者の座を加藤に奪われた、“眠れる王者”清水もピークを持ってきた。長野五輪で金、前回ソルトレークシティー五輪で銀メダルを獲得した男が、今季のワールドカップ(W杯)は7位が最高。腰痛とスケート靴のマッチングに苦しんだが、記録会では最初の100メートルのラップタイムで出場選手中トップの9秒66をマーク。得意のロケットスタートを蘇えらせ、「ベストを尽くして頑張ります」。

男子500メートルは84年サラエボ大会からメダルを獲り続けている。出足でつまずいた日本勢に勢いをつけるためにも、2本柱が奮闘する。

スピードスケート男子500メートル・
過去の五輪メダリスト
開催地名 前タイム
84サラエボ北沢 欣浩38秒30
88カルガリー黒岩  彰36秒77
92アルベールビル黒岩 敏幸37秒18
井上 純一37秒26
94リレハンメル堀井  学36秒53
98長   野清水 宏保1分11秒35
(35秒76、35秒59)
02ソルトレークシティー清水 宏保1分9秒26
(34秒61、34秒65)

★及川、長島も出場

男子500メートルには及川佑(びっくりドンキー)、長島圭一郎(日本電産サンキョー)も出陣。及川は直前のW杯(1月28、29日)で3、2位と連続表彰台に上がるなど好調。青柳徹強化副部長は「35秒前半から34秒台を出す力は十分にある」と、メダル獲得圏内にいるのは間違いない。及川は「いつも通り、見ている人が熱くなるレースをしたい」と意欲満々。