2006.02.13 更新
ツェゲラーが2連覇、小口が20位に入る
男子1人乗り3回戦に出場した牛島茂昭=チェザーナ・パリオル(共同)
リュージュ男子1人乗りの3、4回戦が行われ、アルミン・ツェゲラー(イタリア)が前回のソルトレークシティー大会に続き2連覇を達成した。長野大会まで五輪3連勝のゲオルク・ハックル(ドイツ)は7位に終わった。日本勢は小口貴久(信州大大学院)が20位、牛島茂昭(太陽グループ)は34位だった。(共同)
★牛島、実力のなさが悔しい
前日2回目の滑走で転倒して最下位に沈んだ牛島は、ほかの選手の途中棄権などがあり36選手中の34位。なんとか不名誉を回避し、「よかったです」と話した。
この日は失敗した第5カーブから第9カーブのそり操作を修正し、まずまずの滑りだった。しかし、成績は到底納得できるものではない。「自分の実力のなさが悔しい」と唇をかんだ。(共同)
★小口、ひとつ区切りがついた
前回のソルトレークシティー大会では2人乗り1回戦で転倒。途中棄権となり、完走できなかった小口は、今大会は1人乗りで20位と結果を残せた。「納得した結果を残したかった。ひとつ区切りがついた」と満足した表情を見せた。
1人乗りを始めて3年。「やっと面白くなってきた」という。今後に向けて「スタートが課題。研究して突き詰めていきたい」と意欲を見せた。(共同)
★五輪連覇のツェゲラー−開催国に待望の金メダル
めったに笑顔をみせない男が、小さく笑った。リュージュ男子1人乗りで勝負を決める3、4回戦。地元の期待を一身に集めたツェゲラーが、前日までのリードを守り抜き、開催国イタリアに今大会初の金メダルをもたらした。
「五輪の金メダルは、いつも特別。素晴らしい経験だ」。ゴールするとイタリア国旗を両手で掲げ、五輪2連覇とイタリアの勝利に歓喜した。
銀色のヘルメットに、無精ひげ。世界選手権で5度の栄冠を手にし、W杯総合優勝も今季を含めて5度獲得。あまりに強すぎる王者ではあるが、その内側で、重圧を人一倍感じていた。五輪コースの特性は熟知しているはずだったが、今大会の公式練習で転倒。しかし、抜群のスタートはないものの、卓越したそり操作で王座を守った。
オーストリアとの国境近く、北部メラノ出身の軍警察官は、レース前にチャンピ大統領から激励の電話を受けた。記者会見で「国民的ヒーローになったと思うか」と問われると「他の人が決めること。自分は自分」。ストイックな勝負師らしい答えだった。(共同)

