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2006.02.20 更新

 

岡部、意地の8位入賞−団体戦へ上昇気流

意地の入賞だ。ラージヒル(LH=HS140メートル、K点125メートル)を行い、日本勢はエース岡部孝信(35)=雪印=が8位に入賞したが、ノーマルヒル(NH)に続いてLHでもメダルには届かなかった。5大会連続出場の葛西紀明(33)=土屋ホーム=は12位、初出場の一戸剛(29)=アインズ=は25位。伊東大貴(20)=土屋ホーム=は2回目進出を逃した。もう、あとがない日本ジャンプ陣。20日の団体で完全燃焼、長野五輪以来のメダル獲得を目指す。

着地するまで、メダルをあきらめない。1回目8位につけた岡部が大逆転を狙って、低く飛び出す。2回目。K点を越え、落ちそうになるところを必死に踏ん張り、飛距離を伸ばす。128・5メートル。銅メダルのビステルとの飛距離の差は1回目が2・5メートル、2回目は3メートル。8位。念願のメダルは届きそうで届かなかった。

「自分のジャンプをして、ラッキーがあればと思っていた…」。目には光るものがあった。長い低迷から抜け出した今季、8季ぶりに再び世界のトップクラスに返り咲いた35歳。長野五輪以来2大会ぶりの五輪で初の個人メダルを狙っていたが、NH(23位)に続き夢はかなわなかった。それでも、前回ソルトレークシティー五輪まで4大会続いていた日本勢の入賞を途切れさせなかったのが、せめてもの意地。この気概を団体(日本時間21日未明)へつなげる。

団体戦は4人が出場。カリ・ユリアンティラ・ヘッドコーチ(53)は、各国エースがそろう4番手(アンカー)に、岡部を起用する方針だ。リレハンメル五輪は2番手で銀メダル、長野五輪は1番手で金メダルを獲得。世界選手権、五輪団体戦でアンカーの経験はないが、「プレッシャーはあるけど、それも楽しい」。入賞はクリアした。団体ではメダル獲りに集中だ。

(伊藤隆)