2006.02.18 更新
葛西が予選をトップ通過、日本は4選手とも本戦進出
予選をトップ通過した葛西紀明=プラジェラート・ジャンプ競技場(AP)
ジャンプ・ラージヒル(HS140メートル、K点125メートル)の予選を行い、葛西紀明(土屋ホーム)が126メートル、117・3点の首位で18日(日本時間19日)の本戦に進んだ。伊東大貴(土屋ホーム)は123メートル、五輪初出場の一戸剛(アインズ)も113メートルで予選を通過した。
今季のワールドカップ(W杯)個人総合15位までの選手は予選を免除され、予選の後に岡部孝信(雪印)が129・5メートルをマーク。ヤンネ・アホネン(フィンランド)とトーマス・モルゲンシュテルン(オーストリア)が最長の136メートルを飛び、ノーマルヒル優勝のラーシュ・ビステル(ノルウェー)は131・5メートルだった。
同予選に先立って行われた公式練習には、ノーマルヒル予選で失格した原田雅彦(雪印)も飛び、ラージヒルへのメンバー入りを目指したが、記録は112・5メートル。同じく122・5メートルを飛んだ一戸に及ばず、14日(同15日)に行われた1回目の公式練習の結果も合わせたすえ、最終的にメンバーから外れた。
★原田、本番の舞台に届かず
原田は公式練習で飛距離が伸びず、ラージヒル予選の出場メンバーから外れた。予選直前の事実上の「トライアル」で112・5メートルと失速した。ノーマルヒル(NH)では予選で無念の失格。5度目の五輪の個人種目では、1度も本戦の大舞台に立てなかった。14日の練習後、原田は「NH限定の代表できたが、コーチやスタッフから、ラージヒルでも雄姿を見せてくれと言われました。その期待に応えられるようにがんばる」とチャンスをもらった喜びを表現していた。しかし「ほとんどトレーニングしていなかった」というラージヒルでは、かつての大ジャンプを取り戻すことはできなかった。
★一戸、感無量の五輪舞台
五輪の舞台に初めて立った一戸が予選を突破した。「(予選出場の)日本人の4人目を争うほうが予選より緊張した。やっと五輪。楽しみ」と目を輝かせた。原田や伊藤と最後の出場枠を争った。13日に腰を痛めた影響で劣勢だったがテーピングなどでカバーし、この日は「助走で後ろに倒れ気味だったのを直した」。予選直前の公式練習で122・5メートルを飛び、チャンスをつかんだ。ノーマルヒルは選手村でテレビ観戦した29歳は「あとは思い切ってやるだけ」と決意をのぞかせた。
★伊東、本戦に向け闘志満々!
期待の20歳、伊東が予選を無難に通過した。「失敗ジャンプばかり。まあまあ飛べているので、あしたは本気でいきます」と反省しつつも表情に深刻さはなかった。五輪デビュー戦となったノーマルヒル(NH)は日本勢トップの18位だったが、踏み切りのタイミングが微妙にずれてきたという。W杯では数少なくなったNHを飛んだ影響だそうだ。「助走スピードが違って、きょうも踏み切りが遅れた。ただ(失敗の)原因は分かっているので気にしない」と落ち込むことはない。本戦は「ベストを尽くします」と前向きだった。

