2006.02.18 更新
五輪メダルに賛否両論、「穴あき」が波紋呼ぶ
真ん中に穴があいたドーナツ型。トリノ冬季五輪で授与されるユニークなメダルのデザインに、賛否の声が渦巻いている。「大型の5円玉」「コンパクトディスクみたい」―。表彰式では穴からのぞいてみる選手も現れた。
冬季五輪のメダルには、大会組織委員会がその土地の特色を生かそうと知恵を絞る。1994年リレハンメル大会はジャンプ台の建設の際に採取されたスパラグミットと呼ばれる石をはめ込み、98年長野大会は漆塗りだった。イタリア人デザイナーの手による中央の穴は、イタリアの町で生活の中心となる「ピアッツァ(広場)」をイメージしたという。
歓迎したのはバイアスロンの選手たちだ。女子15キロで優勝したスベトラーナ・イシムラトワ(ロシア)は「真ん中の穴はまるで射的。バイアスロン用に作ったみたいなメダルだわ」と喜んだ。
重厚なデザインを好む「伝統派」には受けが悪い。日本選手団の遅塚研一団長は「ちょっと権威がないんじゃないかな。違和感がある」。ただ日本勢は今大会第8日までメダルなし。ある関係者は「全体的に安っぽい印象だけど、もらえたらうれしい。早く欲しい」と本音を口にした。(共同)

