2006.02.27 更新
スウェーデンが北欧勢対決制し、大トリの金メダル!
年俸総額約50億円のNHL戦士軍団、スウェーデンが五輪史上初の北欧勢対決を制してビクトリーラン(撮影・尾崎修二)
アイスホッケー男子決勝を行い、五輪史上初の北欧勢対決はスウェーデンが3−2でフィンランドを破り、94年リレハンメル大会以来、3大会ぶり2度目の優勝を果たし、今大会最後の競技で金メダルを獲得した。NHLレッドウイングスのスーパースター、DFニクラス・リドストローム(35)が第3ピリオド開始早々に決勝の3点目を奪い、その後の相手の猛攻をしのいだ。フィンランドは88年カルガリー大会以来5大会ぶり2度目の銀メダルに終わった。
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試合終了のブザーと同時にスウェーデンの青ジャージーの戦士たちがリンクになだれこむ。残り1分30秒からGKをベンチに下げたフィンランドの6人攻撃に耐えた。23歳の若き守護神GKランドクビスト(レンジャーズ)にみんなが飛びつき、抱き合った。
長年のライバル、隣国フィンランドとの決戦に燃えた。NHLでプレーする精鋭たちによる強力攻撃陣が、1次リーグから7連勝(5完封勝ち)で勝ち上がってきたフィンランドの堅い守備に牙をむいた。一進一退の攻防で、第2ピリオドを終えて2−2の同点。決着をつけたのは最高給取りの1000万ドル(約11億8000万円)プレーヤーが放った一撃だった。
第3ピリオド開始からわずか10秒、ブルーライン付近でフリーになったリドストロームが強烈なスラップショットを相手ゴール右上隅に突き刺した。カナダ、ロシアと優勝候補を完封してきたGKニーティマキ(フライヤーズ)も反応できなかった。
世界選手権で7度の優勝を誇る北欧の雄が12年ぶりに金メダルを奪取。年俸総額約50億円のスター軍団は、金銭では買えない栄誉を手にした。
■NHL(北米プロアイスホッケーリーグ)
世界最高峰のプロリーグ。米国24、カナダ6の計30チームで構成。リーグ戦で争うレギュラーシーズンとトーナメント方式のプレーオフを経て決定される東西両カンファレンスの優勝チームが、「スタンリーカップ」で頂点を争う。昨季は労使紛争で米4大プロスポーツ史上初めて、全日程が中止された。今季は昨年10月に開幕。新労使協定のもと、今五輪と10年バンクーバー五輪へ選手の派遣を決定。NHL選手の五輪参加は98年長野大会で認められて以来、今大会で3大会連続。大会期間中は選手の多くが母国代表となるため、リーグ戦は中断される。
■アイスホッケー
試合は1チーム6人がリンクに立つ。GK1人、DFが2人、FW3人が基本陣形。スティックを使い、主として硬化ゴム製のパックを相手ゴールに入れると得点となる。20分のピリオドを3回行い、各ピリオドの間に15分間の休憩を挟む。選手交代はいつでも可能。回数にも制限がない。相手をスティックではたく、転ばすことに使ったりする反則を犯すと、一時的に退場となるなどのペナルティーが科せられる。トリノ五輪には男子12チーム、女子8チームが出場した。

