2006.02.25 更新
決勝はスウェーデンとフィンランド、初の北欧対決に−男子
フィンランド―ロシア 第2ピリオド、攻め込むロシア選手(左から2人目)を厳しくマークするフィンランド選手=トリノ五輪競技場(共同)
男子準決勝を行い、スウェーデンとフィンランドが勝って、26日の決勝は初の北欧勢対決と決まった。
スウェーデンは、1998年長野大会金メダルのチェコに7―3で快勝し、優勝した94年リレハンメル大会以来の決勝に進出。初優勝を目指すフィンランドも、前回3位のロシアを4―0で破り、88年カルガリー大会以来の決勝に進んだ。(共同)
★スウェーデンが総合力で準決勝突破
スウェーデンは昨年の世界選手権を制したチェコに7―3で快勝。
試合開始34秒でモディンが先制点。その後も速く、正確なパスワークでチャンスをつくった。グスタフション監督は「きょうの戦い方には非常に満足」と話した。
NHLのスター選手、フォシュベリが故障で万全ではない中、決勝まで勝ち上がった。準決勝の7点はすべて違う選手が決めた。総合力で戦う特徴が表れている。優勝した1994年以来のメダルを決め、狙うは頂点のみ。サンディンは「チームワークは試合ごとによくなっている。決勝も楽しみ」と笑顔に自信を漂わせた。(共同)
★氷上の元王者ロシアを完封−隣国決戦進出フィンランド
フィンランドが、旧ソ連時代などを含め9度目の優勝を目指したロシアを4―0と??完封?≠オた。ベテランFWセラニが「素晴らしいチームワークがある」と胸を張った。1988年カルガリー大会以来の決勝進出である。
メンバーの大半は北米プロアイスホッケー、NHLでプレーする。ロシアの攻撃陣はNHL屈指の若手FWオベチキンらを擁したが、気後れはなかった。7試合で完封試合5の堅守が光る。攻撃も数的優位になるパワープレーのチャンスを確実に生かす勤勉で手堅い試合ぶり。
1次リーグはカナダを破ったのを含め5戦全勝。準々決勝で米国、準決勝でロシアを破り7連勝で決勝へコマを進めた。「みんなは驚いているかもしれないけど、自分たちはそれほどでもない」とDFティモネン。ここ2シーズンの国際大会で、チームワークが熟成されつつある手応えがあった。
人口約520万人の北欧の小国は、冬のスポーツではカルガリーの3冠王ニッカネンを擁したスキーのジャンプが有名。それ以上にアイスホッケーの人気は絶大だという。世界選手権は95年に優勝したが、敵地ストックホルムで行われたその決勝の相手がスウェーデンだった。初の金メダルを争う相手は再び隣国の宿敵。厳寒の北欧が熱く盛り上がる。(共同)
★強豪ロシアが完封負け
強豪、ロシアは、NHLの有望選手をそろえた攻撃陣が振るわず、まさかの完封負けを喫した。クリクノフ監督は「この状況をなんと言っていいのか…」とショックを隠せなかった。
フィンランドの守りを崩しきれなかった。焦りからミスが出て逆襲された。「(準々決勝で当たったライバル)カナダ戦がわれわれの??決勝?≠セったのだろう。きょうはまったく動けていなかった」。同監督は優勝候補筆頭を破った勢いを生かせない敗戦にうなだれた。(共同)

