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2006.02.24 更新

 

男子、ロシアが前回王者カナダ撃破!欧州勢が4強独占

ロシア

ロシアの若き軍団が、カナダのベテランスターたちを完封して4強入り。リンクの上はお祭り騒ぎとなった(AP)

アイスホッケー男子準々決勝が行われ、前回銅メダルのロシアが2連覇を目指したカナダに2−0で完勝した。1次リーグ5戦全勝のフィンランドが前回銀メダルの米国を4−3で下し、チェコ、スウェーデンとともに4強に進出した。米プロアイスホッケーリーグ・NHLの選手が各国代表で五輪に参戦。スーパースターがガチンコ勝負で競演だ。

歓喜のロシアチームを尻目に、カナダチームは誰もが呆然としていた。開始早々の1分と終了23秒前にゴールを決められたうえ、敵陣を一度も割れず、前回王者があっけなく姿を消した。

「ロシアでは国民みんなが飛び上がって、ウオツカをがぶ飲みしているだろう」。先制点を挙げた20歳のFWアレクサンダー・オベチキン(キャピタルス)をはじめ、ロシアは20歳前後の若手を代表に抜擢。対するカナダはNHLのスーパースターで代表チームの強化責任者ウエイン・グレツキー氏(45)の方針でベテラン中心の編成だった。

36歳の主将FWジョー・サキック(アバランチ)は「得点のチャンスに十分動けなかった」とがっくり。グレツキー氏は「カナダのアイスホッケーはこれで終わりではない。われわれはまた戻ってくる」と涙ぐんだ。

NBAのスターのほとんどが米国に集中するバスケットボールと違い、アイスホッケーは北米&欧州の各国から選手がNHLに集っている。五輪では多くの国が「ドリームチーム」を編成して参戦するだけに、すべての試合が事実上の決勝戦ともいえる黄金カード。中でもロシアとカナダが両横綱といわれていた。

NHLの本場、米国とカナダが準々決勝で敗退。NHLがプロ選手を五輪に供給することになった98年長野五輪以来、初めて4強がすべて欧州勢となった。金メダルはどの国のドリームチームに転がり込むのか−。

★前回銀メダルの米国、勝負弱さ露呈

前回銀メダルの米国は、見せ場なくトリノを後にした。1次リーグから波に乗れず、1勝1分け3敗でかろうじて準々決勝に進出。フィンランド相手に第3ピリオドで1点差に詰め寄るのが精いっぱいだった。ラビオレット監督は「チーム全員が今大会そのものにがっかりしている」と肩を落とした。6試合でわずか1勝、敗戦はすべて1点差と、勝負弱さを露呈。GKディピエトロ(アイランダーズ)は「メダルをかけた戦いができないなんて悲しすぎる」と声を震わせた。