2006.01.23 更新
上村愛子、左ひざ痛で緊急帰国…ぶっつけ本番で五輪臨む
トリノ五輪フリースタイルスキー・モーグル女子代表の上村愛子(26)=北野建設、写真、共同=が22日、痛めている左ひざの検査と治療のため、ワールドカップ(W杯)転戦中の米ニューヨーク州レークプラシッドから緊急帰国した。上村がほかの代表と合流するのは30日、ティーニュ(フランス)で行う合宿からの見込み。今後のW杯をすべて欠場し、“ぶっつけ本番”で五輪に臨むことになる。
高野弥寸志ヘッドコーチ(43)は「原因がはっきりわからないのは精神的によくない。心身ともにいい状態で五輪に臨むための措置」と説明した。国内で付き添う林辰男監督(53)は「本人が痛がって不安を持っているので、日本で検査させることにした」と説明。23日に都内で検査を受け、診断結果をみて今後の計画を練る。
上村は13日のW杯第4戦(米国)決勝直前の練習でジャンプした際に左ひざを痛めた。決勝には出場して10位となったが、その後、赤外線治療などを施したが痛みが消えず、20日のW杯第5戦(米国)も大事を取って棄権した。
今季は右腰痛のためW杯開幕戦から第2戦まで欠場しており、2試合だけ出場したW杯も15位、10位と不振。28日の第7戦(イタリア)、2月4日の第8戦(チェコ)も欠場するため、世界でも先端をいくエアの回転技を持ち、昨季世界選手権銅メダルの実力者は不安を抱えたまま3連続、3度目の五輪へ向かうことになる。
■上村愛子(うえむら・あいこ)
1979(昭和54)年12月9日、兵庫・伊丹市生まれ、26歳。4歳でスキーを始め、中2でモーグルに転向。長野・白馬高3年時の長野五輪で7位入賞を果たす。02年ソルトレークシティー五輪では6位入賞。05年3月の世界選手権で3位となり、トリノ五輪代表内定を獲得。W杯通算2勝(22日現在)。北野建設所属。1メートル56、49キロ。
★里谷、W杯第8戦に急きょ参戦
長野五輪金メダリストで4度目の五輪出場となる里谷多英(29)=フジテレビ=も予定を変更する。腰痛のため20日のW杯第5戦(米国)を欠場。28日の第7戦(イタリア)まで出場は難しいため、同大会後のフランス・ティーニュでの全日本合宿には帯同せず、2月4日の第8戦(チェコ)に急きょ参戦することになった。林監督は「里谷は今季はまだ2試合しか出場していないので、五輪までに少しでも実戦経験を積ませたい」。開会式翌日の2月11日に行われる注目のモーグル女子だが、両エースの状況が気にかかる。
| モーグル・上村愛子の五輪成績 | |||
|---|---|---|---|
| 年 | 開催地 | 順位 | 得点 |
| 98 | 長野 | 7位 | 23.79 |
| 02 | ソルトレークシティー | 6位 | 24.66 |

