2005.12.17 更新
織田SP4位…フリーは“奇策”で勝負
フィギュアスケートGPファイナル第1日(16日、国立代々木競技場)“奇襲”で逆転だ。5人が出場した男子ショートプログラム(SP)で、高橋大輔(19)=関大2年=が74.60点で3位、織田信成(18)=関大1年=は67.13点で4位につけた。1枠しかない来年2月のトリノ冬季五輪男子代表の座を争う日本勢2人の一騎打ちは、関大の1年先輩の高橋が優位に立ったが、戦国武将・織田信長の末裔は17日のフリー演技「座頭市」で、大逆襲をはかる。世界選手権王者ステファン・ランビール(20)=スイス=が80.60点で首位に立った。
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電光掲示板に映し出された得点を見た織田が、口を真一文字に結んで、うつむいた。得点は67.13点。自己ベストを叩き出して優勝した今月初旬のNHK杯の74.15点に遠く及ばなかった。
ジャンプの3回フリップでステップアウトし、氷に手をついた。ステップでは最低レベルの「レベル1」を付けられ、5人中4位スタート。「ちょっとショック。出来は60点です…」。
だが、苦境に立たされて真価を発揮するのが織田流だ。17日のフリーでは、NHK杯から修正を施した。3回転ループの踏み切り前の足の動きを簡略化し、より難度を高めてきたという。先祖の武将信長は大軍を少数で蹴散らした“桶狭間の戦い”でその名を高めた。新たなテクニックを披露する“奇策”で勝負する。高橋との得点差は7.47点。まだ射程内。不可能を可能にしてきた先祖の血を引く17代目が、「下克上」に挑む。
★先輩・高橋「まずまず」
これ以上、後輩には負けられない。高橋大輔が、練習では失敗続きだったトリプルアクセル(3回転半)を成功させるなど、意地の演技で3位発進。「練習でのアクセルの失敗は気にせずに跳んだ。スケーティングでミスはあったけど、まずまずです」と笑顔。NHK杯(1〜4日、大阪)ではSPで首位に立ちながら、フリーでジャンプのミスが続いて結局3位。織田に優勝をさらわれた。「NHK杯で順位を意識しすぎて失敗したので、今回は自分の演技を見てもらうことだけに集中している」と、織田の追撃をかわす。
| ★男子フィギュアスケート・五輪代表争い選考ポイント★ | |||
|---|---|---|---|
| 順 | 名 前(所 属) | 齢 | 得点 |
| (1) | 高橋 大輔(関 大) | 19 | 1639 |
| (2) | 織田 信成(関 大) | 18 | 1601 |
| (3) | 本田 武史(IMG) | 24 | 953 |

