2006.02.24 更新
25歳村主、4年後も挑戦−究極の演技求める
「自分の力を出してのこと。仕方ない」。村主章枝(avex)は前回ソルトレークシティー五輪の5位を上回る4位になったが、悲願のメダルには届かなかった。
ラフマニノフの名曲「ピアノ協奏曲第2番」に乗り、4年間の思いを込めて滑った。確かに中盤の3回転フリップが2回転になるミスはあった。だが、演技を終えた村主が、感極まった表情を浮かべたように、納得のいく演技だったはずだ。
専門家の評価では「スルツカヤより上」との声もある。だが、思ったほど得点は伸びなかった。ジャンプで転倒がなかったにもかかわらず、転倒したコーエン、スルツカヤよりフリーの評価は残念ながら低かった。
優勝した荒川静香より年長の25歳。それでも村主は「わたしはスケートから離れることはできない。バンクーバー五輪に向け、1年1年考えたい」と話す。4年後へ向け、課題をじっくり精査することから次の五輪への挑戦が始まる。
実は、この4年間も究極の演技を求め、自分との戦いだった。「技術や表現力はきりがないから、やればやるほど足りない部分が出てくる。五輪を狙うために、根本的に変えないといけない」。体のレベルアップを図るため、「改造」に取り組んだ。スピードスケートの清水宏保(NEC)の練習を見学したり、陸上男子100メートル日本記録保持者の伊東浩司を育てた東海大の宮川千秋氏にアドバイスも求めた。
その結果、昨年の全日本選手権では、今回の荒川の優勝得点を3点近くも上回る194・16点を出していた。4年後を目指して、村主の戦いは再び始まる。(共同)

