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2006.02.24 更新

 

荒川、感動の続きはプロで!3月に凱旋アイスショー

荒川

フリー演技を前にした練習で、上体を反らせて銀盤を横断するイナバウアーを試運転する荒川。この得意技を、アイスショーでも披露する(撮影・岡田亮二)

注目のフィギュアスケート女子は23日、ショートプログラム(SP)3位の荒川静香(24)=プリンスホテル=と4位の村主章枝(25)=avex、8位の安藤美姫(18)=中京大中京高=がフリーに出場。五輪で華麗な演技を見せた荒川は、今季を最後に現役を引退して、プロスケーターとして第2の人生を歩む。村主と安藤は現役続行の意向で、4年後のバンクーバー五輪をめざす。

アマチュア競技でやり残したことはない。荒川は現役引退の決意を固めている。高校1年で98年長野五輪に出場し、04年世界選手権を制した天才スケーターは、2大会ぶりに出場した五輪で集大成の演技を披露した。

引退後もアイスリンクには立ち続け、再び人々を魅了する。プロスケーターの活躍の場となるアイスショーには、アマ時代から出演してきた。アイスショーは、プログラムに縛られずに自分の色をはっきり出せる。「今の採点方式ではなかなか自分の好きな演技ができない」と話す荒川にとって、格好の舞台だ。

荒川が所属するプリンスホテルはアイスショーの主催でも知られる。トリノ五輪での華麗な演技は世界中にインパクトを与えており、欧米のショービジネスからの出演依頼が殺到することは間違いない。過去の五輪で活躍した渡部絵美、伊藤みどり、佐藤有香、八木沼純子らもアイスショーで喝采を浴びたが、荒川は先輩スター選手を超える活躍も期待される。

当初は2年前に引退するつもりだった。が、04年の世界選手権(ドルトムント)で優勝を飾ったことで、周囲の風向きが変わったという。「当然トリノ五輪まで(現役を)やるんでしょう、という声に流されたというか…」。ディフェンディングチャンピオンとして臨んだ昨年3月の世界選手権(モスクワ)で9位に終わり、「このままでは終われない。トリノを目指してもう1回頑張ってみます」と、完全燃焼するために1年間の現役続行を決意した。

アマ残留が吉と出て、トリノで大活躍。後顧の憂いなくプロへの道に進める。3月4、5日には荒川、村主、男子代表の高橋大輔(関大)らの出演も予定される「シアターオンアイス」(有明コロシアム)が開催される。ここが荒川の第2のスケート人生のスタートの場となりそうだ。

■アイスショー

北米と欧州で人気のエンターテインメント。華やかな照明に彩られ、ミュージカル仕立てのショーが演じられたり、ぬいぐるみなども登場、アマ競技では禁止技の宙返りなども認められている。
   代表的なものは「チャンピオンズ・オン・アイス」と「スターズ・オン・アイス」。前者はアマの人気選手も出演、後者のレギュラーにはヤグディン(ロシア)やエルドリッジ(米国)らかつての金メダリストの名が並ぶ。日本では八木沼純子らが出演する「プリンス・アイスワールド」が有名。元世界女王の佐藤有香は北米で活躍している。人気選手の年収は1億円以上で、競技のかたわらアイスショーにも出演するミシェル・クワン(米国)の年収は5億円以上といわれる。

★村主と安藤は4年後の主役に

代表3選手で最年長25歳の村主は現役を続行する意向だ。元々が競技志向で、フィギュアを極めたいという思いを強く持っている。安藤にとって、トリノ五輪はあくまでも経験の場。4月に中京大に進学し、トヨタ自動車に就職する18歳は更に整った環境で練習を積む。22歳で迎える10年バンクーバー五輪では、浅田真央(グランプリ東海ク)との「2枚看板」として今五輪以上に注目を集めそうだ。

★SP生中継、平均視聴率は23.2%

NHK総合テレビが22日朝に生中継したフィギュアスケート女子SPの平均視聴率は、午前6時36分から51分間の番組で関東地区で23・2%を記録したことが23日、ビデオリサーチの調べで分かった。瞬間最高視聴率は、全選手の得点が出そろった午前7時22分の29・2%だった。

中継はニュースを挟んだため番組が分かれており、安藤が出場した午前5時からの32分間は12・5%、荒川が出場した同5時35分からの47分間は15・6%だった。