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2006.02.21 更新

 

渡辺、木戸組が15位−日本勢では過去最高順位

渡辺心、木戸章之組

アイスダンスフリー リズミカルな演技を披露する渡辺心、木戸章之組=パラベラ競技場(共同)

アイスダンスのフリーを行い、オリジナルダンス(OD)まで16位の渡辺心、木戸章之組(新横浜プリンスク)は通算153・41点で15位となり、日本勢では過去最高順位をマークした。

世界選手権2連覇中のタチアナ・ナフカ、ロマン・コストマロフ組(ロシア)が200・64点で優勝。2位は196・06点のタニス・ベルビン、ベンジャミン・アゴスト組(米国)。

前日ODでけがをしたマリーフランス・デュブリュイル、パトリス・ローゾン組(カナダ)はフリーを棄権した。(共同)

★砂かむ思いで歴史刻む−12年の結晶の渡辺、木戸組

自然体の2人が日本のアイスダンスの歴史に新たな1ページを刻んだ。「自分たちの流れるような感じの滑りに合っている」とフリーの演目に選んだ「マイ・フェア・レディ」。ピンクの衣装で花売りの少女を演じた渡辺と、タキシード姿で英国上流階級の博士になった木戸が仲良く銀盤を舞い、五輪で日本最高の15位に入った。

1991年のソ連崩壊後、強国の旧ソ連圏からの出場が増えた時代にあって、努力の結晶といえる。18日に35歳になった渡辺は「日本からはあまり出られなかったし、うれしい」と喜び、木戸も「やっと戦える順位になった」。

昨年末の全日本選手権で評価が低かったステップを見直し、レベル3を獲得。リフトなど残りの要素も正確な演技で最高難度のレベル4を得た。欧州が主流の中で名前を売ってきた頑張りが認められた証しだ。

カップル結成12年。これまで「砂をかむような思いをしてきた。このままやめてたまるか」(木戸)と戦ってきた2人は最終目標に世界選手権10位以内を掲げる。

木戸は「大きな犠牲を伴って続ける価値はあるが、(休学中の筑波大)大学院で運動生理学の勉強もしたいし、家族に負担もかける。まずは3月の世界選手権で頑張りたい」。リンク代や衣装代など、2人で経費は年間約1000万円。来季以降のことはこれから考える。(共同)