2006.02.13 更新
クワンが出場を辞退−現地練習で故障を悪化
出場辞退を発表し、記者会見中に涙をぬぐうミシェル・クワン選手=12日、メーンメディアセンター(共同)
【トリノ12日共同】 米国オリンピック委員会(USOC)は12日、フィギュアスケート女子で5度の世界選手権優勝を果たしてるミシェル・クワン(25)=米国=が、けがのためトリノ冬季五輪への出場を辞退したと発表した。
クワンは当地で初めて滑った11日午前の練習で、右脚付け根を痛めた。夜になって状態が悪化し、12日未明にチームドクターの診察を受けた後、欠場を決めた。
クワンはUSOCを通じ、「代表チームから外れることは、最も難しい決断だった。このけがではベストの演技は望めない」とコメントした。
USOCは補欠のエミリー・ヒューズを代替選手として大会組織委員会に申請した。女子ショートプログラム(SP)は21日に行われる。
★主演女優が去った−クワン出場断念、目玉失った米NBC
フィギュアスケート女子の米国代表、ミシェル・クワンが出場を断念したことに対し、米メディアは事実関係を伝えるだけで地味な扱いだったが、トリノ五輪の放送権を持つNBCテレビは、大会の目玉を失った。
AP通信によると、開会式のテレビ視聴者数は全米で約2280万人と推定されている。前回のソルトレークシティー大会の半分、5日のプロフットボール、NFLのスーパーボウルの4分の1にとどまった。
低調な滑り出しだが、フィギュア女子は別だ。毎回、高視聴率をマークし、今回もクワンは冬季競技の米選手では最も知名度が高かった。それだけに、ある放送評論家は「主演女優がいきなり去ったようなもの」とコメントしている。
急きょ出場が決まったエミリー・ヒューズも、ニューヨーク郊外の自宅からイタリアに向かいかけたが、12日は米東部が吹雪のため、出発が大幅に遅れるというドタバタだった。(共同)

