2006.02.12 更新
村主が大トリ出発、テーマは「世界平和デス」
大トリでトリノへ向かった村主。五輪ではコスチュームを新調し、表現力をアピールする(撮影・江坂勇治)
トリノ五輪フィギュアスケート女子代表の村主章枝(25)=avex=が11日、事前合宿地のイタリア・クールマイヨールに向けて成田空港から出発した。日本代表選手としては最終便での日本出発だが、この日早朝に行われた開会式をテレビで見届け、本番モードに突入。五輪用にコスチュームも新調し、抜群の表現力を持つ実力派スケーターが悲願のメダル獲りへ挑む。
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日本代表選手ではいちばん最後の出発。村主は癒し系の笑顔とともに決戦の地へ旅立った。運びこんだ荷物の中にはトリノの銀盤で輝くために新調したコスチュームが入っている。ショート(21日)、フリー(23日)の両プログラムで衣装を変更して臨むのだ。
「ショートはちょっと、フリーは大々的に変えました。当日を楽しみにしておいてください」
昨年末の全日本選手権ではショートでワインレッド、フリーはゴールドの色を使用したが、先月22日の日本選手団結団式では副将として「世界平和に貢献することを誓います」と決意表明。五輪では優しさを表現する衣装で勝負する。
幅広い表現力と、高速スピンや華麗なエッジワークなど安定した技術、そして世界大会での実績はトップクラス。前回五輪で5位入賞し、世界選手権では02年、03年と2年連続で銅メダル。03年GPファイナルでは日本人初の優勝を果たした。全日本選手権では驚異の15歳・浅田真央を抑えて優勝。スルツカヤ(ロシア)、コーエン(米国)、コストナー(イタリア)、荒川らとのメダル争いに自信を漂わす。
「周りがすごく盛り上がってきて、さすが五輪って感じですけど、私自身は変わらない気持ちでいます」
2大会連続の五輪を前に、落ち着きはらう。米国で最終調整する荒川静香、安藤美姫とは別に、佐藤信夫コーチ(64)のもと本拠地の横浜で練習を続けてきた。この日も開会式のテレビ中継を見た後、朝練習を行い、マッサージを受けてから成田空港へ。フィギュアではベテランに入る25歳。自然体のまま、集大成の舞台に向かう。
(江坂勇始)

