2006.02.20 更新
日本、イタリアに勝ち準決勝進出に望み−カーリング女子
日本―イタリア 第1エンド、ストーンを投げる小野寺。左は目黒、右は本橋=パラギアッチョ競技場(共同)
1次リーグを行い、女子の日本はイタリアに6−4で逆転勝ち。通算成績を4勝4敗として準決勝進出の望みをつないだ。第8エンドに追いついた日本は最終第10エンドに2点を奪った。また、ノルウェーがデンマークに8−1で圧勝して6勝2敗で準決勝進出を決めた。(共同)
★イタリア戦勝利に大歓声−カーリング女子の地元
カーリング女子日本チームの小野寺歩(27)、林弓枝(27)、本橋麻里(19)の3選手の地元・北海道常呂町。役場庁舎では20日夜、選手の家族や地元カーリング協会メンバーら約40人がイタリア戦を観戦した。小野寺選手の絶妙なショットで勝利すると、大歓声が上がり、互いに握手したり抱き合って喜んだ。
準決勝進出のためには負けられない1戦。緊迫した展開に、家族らは大型スクリーンを食い入るように見入った。
日本カーリング協会競技委員長も務める常呂町の阿部周司助役(57)は「次のスイス戦でも守りに入らず、遠慮なく攻めてほしい」と予選最終戦に期待した。
★カーリングの魅力伝えて−緻密な作戦、ミリの攻防
強豪のカナダ、英国に続き、20日の試合で地元イタリアも撃破したカーリング女子。小野寺歩選手(27)らの笑顔がはじける。トリノ五輪という最高の舞台での活躍に、日本国内の関係者も「カーリングの魅力を存分に伝えてほしい」と期待を寄せている。
日本カーリング協会(東京)によると、日本国内の競技人口はわずか約2200人。小野寺選手の故郷の北海道常呂町や青森、長野県などで盛んだ。
「繊細な技術力と緻密(ちみつ)な作戦。ストーン(石)をめぐる1ミリ単位の攻防。それが競技の魅力です」。十数年の競技歴という釧路カーリング協会(北海道釧路市)事務局長の小関亘さん(48)は話す。
使用するストーンは1セットで約200万円と高額で、自治体がそろえるケースも。あとは1万円程度でシューズやブラシのような形をしたブルームを用意すれば年齢に関係なく楽しめる。
小関さんは今回の活躍を「冬のスポーツとしてカーリングが定着するきっかけになれば」と話す。
愛媛県カーリング協会副会長の西岡秀和さん(30)は「長野五輪がきっかけで競技人口が増えたが、最近は減少気味。五輪での活躍は何よりのアピールで、人気を盛り返すきっかけになる。本当にうれしい」と声を弾ませた。

